『死ね!死ね!シネマ』上映情報

[劇場]

オーディトリウム渋谷 http://a-shibuya.jp/
(渋谷・文化村前交差点左折KINOHAUS 2階)
TEL:03-6809-0538


[料金]
当日券:一般1700円、大学・専門学校生1400円、シニア・高校生1000円
※リピーター割引当日1000円(『死ね!死ね!シネマ』半券をお持ちください。)


●当日券の方:
各日の朝10:45より、劇場窓口(2階)にて、当日券を販売します。(※整理番号つき)。
開場時(各回15分前より)、整理番号順でのご入場となります。

●前売券をお持ちの方:
各日の朝10:45より、劇場窓口(2階)にて、整理番号の受付をお願いします。
開場時(各回15分前より)、整理番号順でのご入場となります。


[上映スケジュール]

7月23日(土)、7月25日(月)ー7月29日(金)
18:45 併映『殺しのはらわた』+『死ね!死ね!シネマ』
21:00 『死ね!死ね!シネマ』+併映短篇またはトーク

7月24日(日)
19:00 併映『殺しのはらわた』+『死ね!死ね!シネマ』
21:00 『死ね!死ね!シネマ』+併映短篇

7月30日(土)ー8月5日(金)
21:00 『死ね!死ね!シネマ』+併映短篇またはトーク
※『死ね!死ね!シネマ』英字幕付き上映 *併映作品は字幕無
DIe, Directors, Die! with English subtitles will be shown at 21:00 from 30th Jul. to 5th Aug.

※併映短篇またはトークなどの詳細はこちら

●開場は15分前(予定)。
●イブニングショー/レイトショーは入替制。
●途中入場可。

7/30-8/5レイトショー英字幕付き上映

7月30日(土)〜8月5日(金)
21:00 『死ね!死ね!シネマ』+併映短篇またはトーク
※『死ね!死ね!シネマ』英字幕付き上映 (*併映作品は字幕無)

Die, Directors, Die! with English subtitles will be shown at 21:00 from 30th July to 5th August at the Auditorium Shibuya theater in Tokyo.

admission fee: Adults 1,700 yen. / University students 1,400 yen / High school students & Senior 1,000 yen

Die, Directors, Die!
2011 / 72min. / directed by Makoto Shinozaki

Synopsis
Shimazaki, who is a teacher at a film school and film director, criticizes the works of a student at the preview of their graduation project. However, he is driven into a frenzy when the audience denounces his film, and massacres 42 people on the spot. 4 years later, Natsuka, who was a high school student at that time, decides to film the ultimate horror film at the exact same location.

昼下がりの恐怖映画特集

7/23(土)〜29(金)オーディトリウム渋谷にてアフタヌーンショー

『死ね!死ね!シネマ』公開記念
恐怖と映画にまつわる作品群を上映!

灼熱の午後 映画館の闇が誘う この世ならぬ世界
映画の地獄へまっしぐら
『死ね!死ね!シネマ』に繋がる恐怖映画の源泉をご開帳!

【Aプログラム】
●アッシャー家の末裔
(1928/フランス/45分/ジャン・エプスタイン)
●アンダルシアの犬
(1928/フランス/17分/ルイス・ブニュエル
●糧なき土地
(1932/スペイン/29分/ルイス・ブニュエル

『死ね!死ね!シネマ』の世界観にも関わる、スプラッター映画のルーツとは……

『死ね!死ね!シネマ』のなかで一再ならず引用される映画作家ルイス・ブニュエル。かの有名な『アンダルシアの犬』はシュールレアリストたち(協力者サルバドール・ダリ)がスプラッターという概念がなかった時代に純粋悪夢的な映像を追求するうちに発明してしまった世界最初期のスプラッター映画である。またブニュエルにとって視覚を奪われることや盲者は特別なイメージであり、そのフィルモグラフィー中一貫して最高の恐怖と悲惨の象徴であった(c澁澤龍彦)。今回はその『アンダルシアの犬』と、取材した風土の過酷さゆえに画面に「死」が横溢する恐怖のドキュメンタリー『糧なき土地』、ブニュエルが助監督として参加したサイレント耽美怪奇表現の極地、エドガー・アラン・ポー原作『アッシャー家の末裔』(ジャン・エプスタイン監督)を上映。


【Bプログラム】
●グラマーと吸血鬼
(1963/イタリア/81分/ピエロ・レニョーリ)

イタホラの草分け、いま観るとほとんど牧歌的?このムードを堪能あれ!

 ピエロ・レニョーリ(1921〜2001)はイタリア・ホラーの草創期50年代のリカルド・フレーダ&マリオ・バーヴァ『吸血鬼』から、アンドレア・ビアンキ『ゾンビ3』、ウンベルト・レンツィ『ナイトメア・シティ』、90年代ルチオ・フルチ作品まで、百本以上を手がけた脚本家。その監督作、つまりは映画のなんらかの精髄、かもしれない……。


【Cプログラム】

●街に・映画館を・造る
(2010/日本/118分/木村卓司)  
映画館にまつわる映画であり、恐怖映画ではないものの不気味なほどにモノそのものが写りまくる。2010年8月にオープンした神戸・元町映画館のできるまでを記録したドキュメンタリー。


【?プログラム】 この特集の他プログラムの半券提示の方または『死ね!死ね!シネマ』のチケット提示の方が参加可能(参加費500円)。※詳細は劇場へお問合わせ下さい。


■上映スケジュール

7月23日(土)
13:00【A】/ 15:00【B】/ 17:00【?−その1】

7月24日(日)
13:00【B】 (※15:00と17:00の回 無し)

7月25日(月)
13:00【C】/ 15:00【A】/ 17:00【B】

7月26日(火)
13:00【B】/ 15:00【C】/ 17:00【A】

7月27日(水)
13:00【A】/ 15:00【C】/ 17:00【B】

7月28日(木)
13:00【C】/ 15:00【A】/ 17:00【?−その1】

7月29日(金)
13:00【A】/ 15:00【B】/ 17:00【?−その2】


■料金
1,000円均一(当日券のみ)※入替制

オーディトリウム渋谷
(渋谷・文化村前交差点左折)
渋谷区円山町1−5 KINOHAUS 2階
TEL:03-6809-0538
http://a-shibuya.jp/



【作品詳細】
『街に・映画館を・造る』
(木村卓司監督/2010/118分)
2010年8月にオープンした神戸・元町映画館ができるまでのドキュメンタリー。

【作品へのコメント】

大森一樹氏(映画監督)
「映画を作ることも、映画館を作ることも、同じことなのである。それは、どちらも『映画』という王国で、そのミッションを遂行する行為なのだ。
映画館を作ることを映画にした本作品が、そのミッションに誠実であることは言うまでもない。」

■安井喜雄氏(神戸映画資料館館長)
「映画館を作る人達の苦労が分かってよかったです。」

■にいやなおゆき氏(アニメーション作家)
「映写機が光を放ち始めた瞬間、僕の耳にサンダーバードマーチが鳴り響いた!」

【監督プロフィール】
木村卓司
1964年京都生まれ。高校時代から自主映画を撮り始める。監督作に、『さらばズゴック』(1986)『ゴーゴーババア』2002)、『眼の光』(2004)、『非在/風景』(2004)、『南極旅行』(2006)、『阿呆論』(2008)、『シネマトグラフ オブ エンパイア』(2009)など。

出演者について

真行寺なつき(究極のホラーを目指す映画監督):
森京子
映画美学校14期生。現在、監督として美学校初等科助成金を得て、『たたたび、赤い悪夢』を撮影中。

君島 すず子(霊感の強いスクリプター。なつきの同級生):
鈴木あけみ
映画美学校14期生。現在、『死ね!死ね!シネマ』を宣伝中。

シマザキ マコト(大量殺人に走る美学校講師):
金子裕昌
映画美学校事務局勤務。映画美学校4期生修了。世田谷美術館映画ワークショップ講師。
出演作に『クシコスポスト』(2009/別府裕美子監督「桃まつり キス」の一篇)など。
監督作『ふくしゅう』(2001/「1st Cut」の一篇)、『至福千年』(2003)、『四、不妄語〜嘘をつかない』(2006/「十善戒」の一篇)など。現在、新作を準備中。

綾部智子(なつきの撮る映画の主演女優):
福井瑠香
立教大学現代心理学部映像身体学科卒業生。

ハラ(なつきの撮る映画の主演男優):
原健一
映画美学校14期生。

三好(なつきの撮る映画の助監督):
工藤トシキ
俳優。立教大篠崎ゼミ卒業制作作品に参加したことがきっかけとなり『死ね!死ね!シネマ』に出演。

納富(なつきの撮る映画のカメラマン):
藤井義浩
俳優。立教大篠崎ゼミ卒業制作作品に参加したことがきっかけとなり『死ね!死ね!シネマ』に出演。

工藤(なつきの撮る映画の録音技師):
杵築啓祐
映画美学校14期生。

イチサワ(卒製を撮った美学校の学生):
小林大輔
立教大学現代心理学部映像身体学科卒業生。立教大篠崎ゼミでの卒業制作作品は『帰宅部』。

マツモト(映画美学校校長):
高橋洋
監督、映画美学校脚本コース講師。最新監督作として、美学校13期高等科コラボレーション作品『旧支配者のキャロル』を製作中。

野次る客その1:
杉田協士
映画美学校5期生修了。監督作『ひとつの歌』公開準備中。篠崎が立教大で教鞭を取った最初の年からの腐れ縁。篠崎監督作品『浅草キッド浅草キッド』『HIBINO KOZUE WORKS』『犬と歩けば』『留守番ビデオ』(2004)に参加。『霊感のない刑事』ではチーフを務め、篠崎監督に対して厳しいダメ出しを行なった。
★『寸止め』(2001)は併映短篇として7/25(月)21時の回に上映。

野次る客その2:
保坂大輔
映画美学校5期生修了。立教大出身。監督作に『どーん』(2011)『世界は彼女のためにある』(2004)など。
共同脚本として参加した『ラビットホラー3D』(清水崇監督)9/3公開予定。
★『どーん』は併映短篇として7/25(月)21時の回に上映。

祈る客:
加藤直輝
立教大および東京藝大出身。監督作に『アブラクサスの祭』など。仙台短篇映画祭「311企画」として3分11秒の新作を準備中。
★『Fragments Tokyo Muder Case』は併映短篇として7/26(火)21時の回に上映。

映画オタクその1:
千浦僚
オーディトリウム渋谷支配人。映画感想家。篠崎とは映画友だち(篠崎・談)。

映画オタクその2:
市沢真吾
映画美学校事務局の屋台骨的存在。映画美学校一期生修了。

幽霊:
甘利類
映画美学校13期生。現在、美学校13期高等科コラボレーション作品『旧支配者のキャロル』(高橋洋監督)の制作チーフを務める。「化粧映えがした」(篠崎・談)

犠牲者:
丸山夏奈
映画美学校14期生。「イタリア製ジャーロ映画の犠牲者の雰囲気を持つ女性」と複数の映画好きの間で定評がある。

驚く人:
幸修司
映画美学校事務局勤務。映画美学校4期生修了。
監督作『ダークシステム』(2010)、続編『ダークシステム2』(2011)製作中。両作は今秋公開予定。

7/30(土)21:00の回 トークゲスト

7/30(土)21:00の回『死ね!死ね!シネマ』アフタートーク

ゲストは、篠崎誠監督、樋口泰人氏、and more! 
お楽しみに! 
樋口泰人氏は『死ね!死ね!〜』特製の劇場用パンフに作品レビューをご寄稿頂いてます。

★7/23〜8/5のレイトショー併映情報およびトークの詳細はこちら

★『死ね!死ね!シネマ』作品情報、上映日程、料金についてはこちら

[劇場]
オーディトリウム渋谷 http://a-shibuya.jp/
(渋谷・文化村前交差点左折 KINOHAUS 2階)渋谷区円山町1−5
TEL:03-6809-0538

リピーター割引! 当日1000円

ご要望にお応えして、リピーター割引を行います!

当日1000円 
『死ね!死ね!シネマ』半券をお持ちください。(※お持ち頂いた半券はリピーター割引ご利用ごとに回収となります)

何度でも、死ね!死ね!シネマ、
日替わり併映短編もアレコレお楽しみください!

『死ね!死ね!シネマ』レビュー「人間の恨みつらみほど怖いモノはないと痛感」

共同通信 47NEWS <花まるシネマ>にて中山治美さんによる作品レビューが掲載されました
http://www.47news.jp/topics/entertainment/2011/07/post_4160.php

『死ね!死ね!シネマ』 人間の恨みつらみほど怖いモノはないと痛感
2011年07月19日

東京島』の篠崎誠監督が、こんなにユーモア溢れる人だとは思わなかった。本作は、講師を務める映画美学校の授業で製作され、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭などで上映された36分の短編がベースになっている。劇場版は、その短編に追加撮影を加えた72分の長編。これが、学生のための授業というより『東京島』で賛否両論を浴びた篠崎監督の逆襲ホラー! 私的感情むき出しになっているから大笑い。

事件は、美学校の卒業制作発表会の席上で起こる。学生の作品を酷評した講師シマザキだったが、逆に客席から自身の作品をけなされて逆上し、42人を惨殺する。その4年後。当時、女子高生だったなつきは、廃墟となった美学校で究極のホラー映画作りを目指す。その狂気は、スタッフや観客たちへと蔓延していく。

スタッフもキャストも美学校の生徒たちで、つたないところは多々あれど、歪んだ映画愛の暴走や、人間の恨みつらみほど怖いモノはないと痛感させられる心理描写に唸った。篠崎監督の最高傑作と呼びたい。

ちなみに劇場は、実際に撮影が行われたオーディトリウム渋谷。恐怖倍増で、節電の夏に体感温度を下げるにも最適。★★★★★(中山治美)