『死ね!死ね!シネマ』への反応

第15回プチョン国際ファンタステッィク映画祭『死ね!死ね!シネマ』ワールドプレミア

2011年7月17日 11:00am の上映の反応(篠崎監督のツィッターによるレポートを再掲)

今朝11時から『死ね!死ね!シネマ』のワールドプレミアが行われました。チケット完売なのに、空席があったのは、買ったまま来なかった、一般のお客さんや深酒しすぎてパスしたプレス関係者がいたからでしょうか。いずれにしても上映中は、笑いが起こったり、驚いて息を飲む音が聞こえて(続く)

エンディング・ロールがせり上がる瞬間に自然に場内から拍手が沸き起こりました。この拍手を本当に映画美学校の14期生たちに聞かせたかったです。終映後、熱心に日本語で語りかけてくれる韓国人の若い青年がいて、「映画つくりにプロもアマもないのよ!」というなつきの台詞に感銘を(続く)

受けたと…。「僕も小説を書いているんです。やっぱり続けることが大事なんですね」。映画作りだけでに限らず、「ものをつくる」ことの根幹に少しでも触れられればと思っていたので、とても嬉しかったです。(続く)

また別の学生も「いったいなぜ自分の命をかけてまで彼らはあんなに一生懸命ホラー映画をつくることに情熱をかけることができるのでしょうか。彼らを突き動かしているのはなんでしょうか」と。「死ね!死ね!シネマ」は。最初から最後まで屍累々の映画ですが、やはり幸福な映画です(篠)


http://www.cinematoday.jp/page/N0033611
[シネマトゥデイ映画ニュース]2011年7月6日
不謹慎にもほどがあるタイトル『死ね!死ね!シネマ』が公開!意外にもハイクオリティーな作品で話題集中!

http://gojogojo.com/gojo/2011/07/04
gojo's 2011.7.4 『死ね!死ね!シネマ』

http://www.boid-s.com/archives/3056326.html
boid日記11.04.22 死ね死ねシネマって一体・・・

『死ね!死ね!シネマ』について2

■篠崎誠と受講生たちは「本気で自主映画を撮れば、それは必ずや息をのむデタラメさに行きつくはずだ」という黒沢清の言葉の正しさを証明したのではないだろうか。
松本正道(映画美学校 代表理事

■画質の粗さに騙されてはいけない。廃墟での撮影から生徒同士が殺しあうシーンひとつとっても、篠崎誠の高度な演出が炸裂している。
大工原正樹(監督『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』)

■『死ね!死ね!シネマ』見ていたら、不失者の「完結されもしない死」とかyumbo「来たれ、死よ」とかとかConverge「Jane Doe」とかdownset.「Pure trauma」とか Loren Mazzacane Connors「Evangeline」とか三上寛「BANG!」とかJOJO広重の「地獄!」、The Doors (nicoカバー)「The end」なんかが勝手に聴こえてきた。実際はモリコーネが流れてた気もするけど……いや、それも幻聴か。
加藤直輝 (監督『アブラクサスの祭』)

■危険な場所に行ってみたい。しかしどこまでも映画でありたい。その相反する気持ちが臨界点を超えたとき、スクリーンが痙攣し吐いたのだ。その吐瀉物を浴びながら、ひたすら篠崎誠を目で追い続けた。必見!
長谷部大輔(監督『絵のない夢』『浮雲』) 

■Die, Directors, Die! turns on a series of dichotomies: artist and audience, communication and aggression, the pleasure of seeing versus the pain of seeing. Like William Burroughs in his book Naked Lunch, it explores the idea of art as a contagion or infection, it confronts the implications of failure and impotence, and it faces up bravely to violence and hostility. It's also quite splattery, and pretty funny.
Tony Rayns トニー・レインズ(映画評論家)

レイトショー併映短編

7/23〜8/5レイトショーでは、
21:00より『死ね!死ね!シネマ』(72分)上映後、
休憩数分をはさんだ後に日替わり短篇を上映します!
篠崎監督による選りすぐりのラインナップをお楽しみください。

23(土)※内藤瑛亮、篠崎誠によるアフタートークあり。
『牛乳王子』内藤瑛亮(15分/2008)出演:加藤真、安藤舞、泉水美和子
ヘタレ男子が逆襲する学園ミュージカル・ホラー!

24 (日)
『LIFE LINE』渡辺裕子(19分/2011)出演:石橋蓮司安藤サクラ
石橋蓮司版グラントリノwithゾンビ!

25 (月)
『どーん』保坂大輔(15分/2011)出演:上馬場健弘、坂ノ下博樹、金子裕昌
宇宙人は実在する!!!!!!!!!!! こりゃあ、先輩に教えなきゃ!
『寸止め』杉田協士(12分/2001)

26 (火)
『FRAGMENTS Tokyo Murder Case』加藤直輝(16分/2005年)出演:鈴木智恵、坂ノ下博樹、小津俊之
21世紀のブレッソン的映像通り魔!!! ゲリラ撮影による東京藝大入試の提出作品。

27 (水)『死ね!死ね!シネマ』アフタートーク ★ゲスト:黒沢清、篠崎誠

28 (木)
『やくざハンター』東亜英健(中平一史、奥田真一)(18分/2007)出演:亜紗美、掟ポルシェ佐藤佐吉
あの、『スケ番☆ハンターズ』シリーズの原点!
『刑事のいけにえ』奥田真一(12分/2005)出演:中原翔子渡洋史、英由佳
これぞ、『悪魔のいけにえ』スピリッツ!

29 (金)& 5 (金)
殺しのはらわた』篠崎誠(30分/2008)出演:嶋田久作藤田陽子唐橋充
殺し屋どもの頂上決戦!

30 (土))『死ね!死ね!シネマ』アフタートーク ★ゲスト:篠崎誠、樋口泰人、他

31 (日)
『DUST』田口清隆(16分/2011)出演:北岡龍貴、緒沢あかり
『長髪大怪獣ゲハラ』の田口清隆監督の最新作!

1 (月)
シークレット作品 田口清隆(27分) 

2 (火)
『悪魔がきた』 坂井田俊(30分/2010)出演:遠山貴弘、青木伸也、大塚貴彦
一線を踏み越えてしまった!!! ヤバすぎる!!!

3 (水)
『留守番ビデオ』 篠崎誠(35分/2004)出演:藤田陽子、川野直輝、篠原ともえ
日常に潜むホラー! じわじわ来ます!


4 (木)
シークレット作品


[料金]
当日券:一般1700円、大学・専門学校生1400円、シニア・高校生1000円

※リピーター割引します! 当日1000円 
『死ね!死ね!シネマ』半券をお持ちください。(※お持ち頂いた半券はリピーター割引ご利用ごとに回収となります

篠崎誠監督プロフィール

篠崎誠
1963年東京生まれ。96年公開の『おかえり』で商業映画監督デビュー。ベルリン映画祭最優秀新人監督賞、モントリオール世界映画祭新人監督グランプリ、テサロニキ映画祭最優秀監督賞など、海外で11冠を受賞。
その後の劇場公開作品として、『忘れられぬ人々』(00、ナント三大陸映画祭で主演男優賞と主演女優賞をW受賞)、『犬と歩けば チロリとタムラ』(03、上海国際映画祭ニュータレント部門グランプリ)、『0093女王陛下の草刈正雄』(07)、『東京島』(10)、『怪談新耳袋 怪奇』(10)。また、ドキュメンタリー作品として『ジャムセッション』(99)、TVドラマ作品に『浅草キッド』(02)、『天国のスープ』(08)、短篇作品に『霊感のない刑事』(05)、『殺しのはらわた』(06)などがある。黒沢清監督との共著として「恐怖の映画史」(青土社刊)があり、ホラー映画について造詣が深い。立教大学原題心理学部映像身体学科教授、映画美学校講師。

篠崎監督の「絶対はずせないホラー映画」3本について
↓こちらのインタビュー記事をご覧下さい

http://mini-theater.com/2010/09/27/10274/
<ミニシアターへ行こう>映画の達人―映画監督 篠崎誠さん
2010年09月27日

昼下がりの恐怖映画特集

7/23〜7/29アフタヌーンショー
オーディトリウム渋谷にて

『死ね!死ね!シネマ』公開記念
恐怖と映画にまつわる作品群を上映!!!!

灼熱の午後 映画館の闇が誘う この世ならぬ世界
映画の地獄へまっしぐら
『死ね!死ね!シネマ』に繋がる恐怖の源泉をご開帳!


*『死ね!死ね!シネマ』の世界観にも関わる、スプラッター映画のルーツ……『アンダルシアの犬』



*イタホラの草分け、いま観るとほとんど牧歌的?このムードを堪能あれ……『グラマーと吸血鬼』

*映画館についての映画であり、恐怖映画ではないもの不気味なほどにモノそのものが写りまくる……『街に・映画館を・造る』

●プログラム

【Aプログラム】

『アッシャー家の末裔』
(1928/フランス/45分/サイレント/ジャン・エプスタイン)
『アンダルシアの犬』
(1928/フランス/17分/サイレント/ルイス・ブニュエル
『糧なき土地』
(1932/スペイン/29分/ルイス・ブニュエル

【Bプログラム】

『グラマーと吸血鬼』
(1963/イタリア/81分/ピエロ・レニョーリ)

【Cプログラム】
『街に・映画館を・造る』
(2011/日本/118分/木村卓司)

【?プログラム】
この特集の他プログラムの半券提示の方または『死ね!死ね!シネマ』のチケット提示の方が参加可能(参加費500円)※詳細は劇場へお問合わせください。


●7/23〜7/29上映スケジュール (※入替制)

23(土)13:00【A】/ 15:00【B】/ 17:00【?】
24(日)13:00【B】/ (15:00と17:00の回 無し)
25(月)13:00【C】/ 15:00【A】/ 17:00【B】
26(火)13:00【B】/ 15:00【C】/ 17:00【A】
27(水)13:00【A】/ 15:00【C】/ 17:00【B】
28(木)13:00【C】/ 15:00【A】/ 17:00【?】
29(金)13:00【A】/ 15:00【B】/ 17:00【?】

●料金:当日=1000円均一

オーディトリウム渋谷
(渋谷・文化村前交差点左折)
渋谷区円山町1−5 KINOHAUS 2階
TEL:03-6809-0538
http://a-shibuya.jp/

7/22 <松江・古澤の勝手に映画宣伝部>開催

@Full2yn 古澤健 「スーパー8」の少年たちがいつか作る映画は「クローバーフィールド」なのか、それとも「死ね!死ね!シネマ」なのか。もちろんあんなヤバイものを目撃したのなら、後者だろう。
ということで、次のようなイベントが開催されるとのことです。

7月22日@LEFKADA 19:00〜
松江・古澤の勝手に映画宣伝部
「スーパー8」編〜観たぜ!しゃべるぜ!ネタ元これじゃね?ところでSUPER8って何?

出演:松江哲明古澤健
OPEN 19:00 / START 19:30
TICKET:ADV.¥1,500- / DOOR.¥1,500- ※ワンドリンク別

日本映画界を代表する2大若手監督・松江哲明(「童貞。をプロデュース」「ライブテープ」)と古澤健(「オトシモノ」「アベックパンチ」)の2人が現在公開中の新作映画を誰に頼まれたわけでもないのに勝手に宣伝してしまうプロジェクトを発足!

第1回となる今回は、J・J・エイブラムス監督の話題作「SUPER8/スーパーエイト」を両監督ならではの自由気ままな切り口で徹底解剖!更に2人が「『スーパー8』観るんなら、この映画も観てほしい!」と思うオススメ作品数本を、なんと自宅から持ってきて紹介する掟破りのコーナーも!

これを観れば「スーパー8」をもう1回観たくなる!そして、帰りにレンタルビデオショップに行きたくなる!……そんな映画界全体に優しいイベントです♪

「『スーパー8』観るんなら、『死ね!死ね!シネマ』も観てほしい!」DEATHね!

(ズズ子)