『殺しのはらわた』

★7/23〜7/29のイブニングショーでは、『死ね!死ね!シネマ』とこれまた負けないくらいに不謹慎なタイトルの『殺しのはらわた』を併映します。


殺しのはらわた
2008年/日本/30分/DV/カラー
製作:コムテッグ/監督:篠崎誠/音楽:長嶌寛幸
出演:嶋田久作唐橋充藤田陽子長宗我部陽子黒沢清

動くものは皆殺し!? 表現の自由に物申す、鮮血のヴァイオレンス。絶対的な悪をこの地上から抹殺すべく結成された謎の暗殺集団。最後の標的をめぐって、殺し屋v.s.殺し屋の熾烈な死闘が始まる!
あの伝説的作品を再映!

[上映スケジュール]
7/23(土)〜7/29(金)18:45〜 (※7/24(日)は19:00〜 )
★併映『殺しのはらわた(30分)』上映後に、『死ね!死ね!シネマ(72分)』を上映。

[劇場]
オーディトリウム渋谷 http://a-shibuya.jp/
(渋谷・文化村前交差点左折KINOHAUS 2階)
TEL:03-6809-0538


[予告篇] http://www.youtube.com/watch?v=ymQafmrG3lo


殺しのはらわた』へのコメント

■映画のはらわたを目にするにはこうするしかない。そう覚悟を決めた篠崎誠は、味方のエージェントKKの膝から下をあっさり切り落としてみせる。その決死の身振りの正しさとKKの絶命ぶりの美しさとを、各自劇場の大きなスクリーンで、しかと確かめられたい。
蓮実重彦

■恐ろしくよかった! 表現として描写に問題があるのはわかるが、そこに真っ向から挑んでいる姿勢も映画自体もほとんど快感に近いかっちょ良さがあった
清水崇(監督『呪怨』『ラビットホラー3D』)

■殺人のダイナミズムと奇妙な静謐さが同居する『殺しのはらわた』には、「生」そのものがもつアンビバレントさが凝縮されている…としたり顔をするまでもなく、殺し合いほど観ていて楽しいものはない! 一撃必殺! これが命の毟りあいだ!
高橋ヨシキ(映画ライター、デザイナー)

■「死霊」や「悪魔」だけじゃなくって、「殺し」にもはらわたがある!たっぷりの血しぶきと監督自らの階段落ちに、ただならぬ本気を感じました。
伊東美和(「ゾンビ手帖」「ゾンビ映画大マガジン」編著者)

■ああ、なんて胸のすく映画でしょうか。渇望したものがここに満ちていた。脚が、首が、見事に飛んだ。ラストの乾いた疾走、いま思い出しても胸がしめつけられます。さすが篠崎兄!
大嶺洋子(「真夜中」「映画長話」編集者)